25, July, 2009
Architect: Santiago Calatrava
Location: Luzern, Switzerland
Constructed: 1989
この計画は,既存の駅舎のホール,反対側広場からのアクセス,そしてその下にある駐車場という複雑化した機能に対する解決策として,新しいポルティコ(玄関先の屋根つき・吹き放しの柱廊)を,旧駅舎の正面に増築することであった.
その大空間を,ダイナミックな構造によって実現し,ターミナル駅としてシンボリックなものにする作家の意図はわかるが,カラトラヴァのアンソロポモルフィック(擬人的)かつ,(悪い表現をすれば)仰々しい意匠が,トトラディッショナルかつモダンなスイスの街にあっているかどうかに関して,懐疑的にならざるを得ない.
Santiago Calatrava
Bahnhof Luzern