2009年7月26日日曜日

Kultur und Kongreßzentrum Luzern(Culture & Congress Center)

25, July, 2009

Architect: Jean Nouvel
Location: Luzern, Switzerland
Constructed: 1998

駅に降り立つとすぐ右手に大きな庇がある巨大な施設が目に飛び込んでくる.それがこのルツェルン文化・会議センターである.この施設は,ルツェルン市の長い歴史を持つクラシック音楽施設群をはじめ,種々の会議施設や現代美術館をひとつ屋根の下に統合したものである.
あまり人を褒めることをしない内藤廣が自身の著書『構造デザイン講義』の中で,日本特有のデザインヴォキャブラリーである軒下空間を都市の規模で実践しているという内容で賞賛していた.緊張感のあるキャンチレバーの庇の下はウッドデッキになっており,そこは水辺と都市の境で,多くの来訪者の様々なアクティビティが起こっていた.ひとつの建築デザインであるが,このデザインが歴史都市ルツェルンに与えた都市的意義はかなり大きいものとなっているだろう.











Jean Nouvel
Kultur und Kongreßzentrum Luzern